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専門知識を持った営業になれること、ワークライフバランスの充実。転職理由だった2つの想いを叶えられた

インタビュー Interview

専門知識を持った営業になれること、ワークライフバランスの充実。転職理由だった2つの想いを叶えられた

営業 Uさん

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専門性の高い商材を扱えて、知識を教え合うカルチャーがあった。めざしていた「知識をもった営業」としてできる環境で、ワークライフバランスも充実させながら働けていると話すUさん。

中途採用で入社し、現在はEDI(Electronic Data Interchange)システムの営業担当として活躍している彼女が、キヤノンITソリューションズ(以下、キヤノンITS)を選んだ理由や、仕事のやりがい、会社の雰囲気などについてもお聞きしました。

深い知識をもって提案できる営業職へ

—— まずはUさんの入社の経緯を教えてください。

2021年7月に中途で入社しました。前職はSIerで、最初の1年目は営業支援部門にいましたが、2年目からは営業部に異動となり企画の仕事をした後、3年目の途中で営業職に移り、そこからはずっと同じキャリアです。

前職では決まったお客さまにいろいろな商材を売っていく営業スタイルだったのですが、扱う製品も多く売って終わりになってしまうことから、製品の知識がなかなかつかなかったんです。自分の今後のキャリアを考えた時に、せっかく営業をするなら「製品のプロ」といえる知識を持った仕事がしたいと思い転職を考えました。

転職活動の軸としては、SIerであっても、ソフトウェアなど自社製品を持っていてメーカー的な役割をしている会社という条件で探していました。その中で、転職エージェントさんに「ぴったりな会社がありますよ」と紹介してもらったのがキヤノンITSでした。EDIという専門性の高い製品、かつ30年ぐらいずっと売ってきている歴史があるので社内にノウハウや知識が貯まっていると思い、ここであれば自分がやってみたかった“知識を持った営業”になれると思い応募しました。

—— 入社後はどのようなお仕事をされていますか?

キヤノンITSに入社後は、EDI営業本部という企業間の受発注システムを専門で売る部隊の営業職を担っています。役割としては、EDI製品を直販で拡販していくこと。すでにアカウントがあるお客さまに対し、新製品を提案していく形です。「長期間にわたり使っている製品のEOSが決定タイミングで、こちらのソフトに乗り換えませんか」というような提案をさせていただくケースが多いですね。

また、ちょうど私が入社したタイミングで新しく発売された「EDI-Master B2B Enterprise」という大規模顧客向けのパッケージがあるのですが、この製品については企画寄りの仕事もしています。私がその製品のタッチ担当となって、部内の他の営業の方が売りやすいように教育したり、お客さまの声を集めてその製品の次のリリースに活かしたりという役割です。

—— 営業はどのようなスタイルで行っているのでしょうか?

営業スタイルとしては、個人で積極的に営業先の開拓をするというよりは、チームで営業することが多いですね。営業担当としては1人ですが、専門知識が必要な分野のため大きい案件を最初から最後まで1人で完遂するのは難しく、社内にいる各分野の専門知識があるメンバーとともに支援させていただくところが特徴かなと思います。

お客さまとの付き合い方としては、小さめの案件だと売って終わりということもありますが、大きな案件ですと長期的にサポートさせていただくことが多いですね。

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助け合いながらチームで仕事をするカルチャー

—— 最初はどのようにして仕事を覚えていきましたか?

最初はOJTという形で、先輩の案件を見ながら仕事のこつを学んでいきました。最初の1,2か月は8割方は教えていただき、残り2割ぐらいを自分で行うようなスタートでしたね。大体一通りできるようになったと感じられるまでには、1年はかかったと思います。

入社後3か月ほど経った時、初めて1人で客先訪問をしたのですが、まずお客さまが言っていることがわからなくて、言われたこと全部に対し「持ち帰って確認します」と言っていましたね。今は基本的なことであれば自分で答えられるようになったと思いますが、当時からわからないことは自分で勉強したり(専門用語が多いので、単語帳を作って暗記するなど)、周りの方に聞いたりしてキャッチアップしていました。

営業の先輩はもちろん、技術の知識があるSE職の方とも仲の良い会社なので、皆さん快く教えてくれます。面倒見がいい方が多いので、本を貸していただいたり、こういうサイトがあるよと教えてくれたりしたので、いろいろなところからノウハウを吸収して勉強できたのがよかったですね。

—— 前職でSI営業の経験があったことは役に立ちましたか?

EDIの専門知識を身につけるのは大変でしたが、インストールするサーバーやパソコンの知識は前職で持っていたので、その点はキャッチアップしやすかったと思います。

でも、どちらかというとあまり経験のない方でも定着できる会社という印象があります。同じ部に前職ではまったく畑違いのメーカーの開発職をしてた方がいるのですが、現在とても活躍されています。優しい方が社内に多いので、わからなかったり困っていたりするとすぐに助けてくれる風土や文化があります。私自身、もし今後職種転換などの変化があっても、この会社であればやっていけるという安心感があります。

—— それは安心ですね。経験やスキル面以外だと、どのようなマインドを持った人が営業として活躍されていますか?

一般的な営業職のイメージである社交的で明るく話が上手な人、というタイプよりも、落ち着いてコミュニケーションがとれる人が向いていると思いますね。通常、営業というとこちらが喋ってお客さまは提案などを聞く、というイメージがありますが、EDIの営業はこちらが話すのは4割くらいで、あとはお客さまの話を聞くという姿勢が大事かなと思います。

そういったスタンスの営業だから、仲間内でいろいろと聞いて、協力しやすいのかもしれないですね。お互い競い合うような雰囲気では全くないです。

会社の雰囲気としては、「優しい」とか「穏やか」という言葉が合うかなと思います。私は前職で、上手くいかない時に助けてもらうのではなく、叱られることが多かったのですが、キヤノンITSに入ってからは本当に優しく教えてくださる方が多くてありがたいと感じています。お客さまは1人で担当しますが、本当に1人でずっと提案するのではなく、チームで助け合って提案していくイメージですね。SEメンバーも技術的にはとても詳しいのに、営業に対しても優しい方が多かったりして、 すごく仕事がしやすい環境です。

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身につけた知識でお客さまの役に立てることがやりがい

—— 周囲の力も借りながらUさん自身も努力されて今があると思いますが、この1年半の仕事で大変だったことはありましたか?

ちょうど入社後半年から1年くらいの時期に引き継いだお客さまで、自分の案件として1人で訪問していたのですが、お客さまに私の知識不足が露呈してしまって……。「あなたの説明ではわからない、別の人を連れてきてください」とけっこう強めに言われたことがありました。

最初はもう諦めて案件自体を他の方に渡してしまおうかと思ったんですが、お客さまも怒るのには理由があるなという思いに至りました。確かに数百万円する製品の提案に、何もわからないような若手の人が来たら嫌だろうなと。

そこからは上司やエンジニアの方についてきていただいたり、自分自身も勉強したりして知識をつけて何とか提案をしました。大型の提案だったんですが、結果的にいろいろな人の力を借りながら受注の内示をいただきました。

—— 困難を乗り越えたからこそのやりがいもありそうですね。

そうですね。前職ではいろいろな製品を幅広く売っていたため、もっと専門知識をつけたくて転職したので、最近は自分1人で提案からクロージング・受注までできるようになってきたことが自信となり、やりがいを感じています。

もう1つは、先ほどもお伝えした新製品の提案を1年ぐらいずっと続けていたお客さまがいたのですが、先日ようやく受注することができて、その結果に対してとても嬉しい感情が溢れてきました。コツコツ取り組んできたことの成果が出るのは仕事の醍醐味ですよね。

—— 今後のキャリア展望や、やってみたい仕事はありますか?

しばらくは営業を続けていきたいなと思っています。でも、業務や製品の知識が溜まり深いところまで理解ができるようになったら、ゆくゆくは企画の仕事をもっとやってみたいなと思っています。企画の部署には営業出身の方も多いですし、SE出身の方もいらっしゃって、皆さんそれまでに培った知識や経験を活かして仕事をしています。

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叶えたい想いがあるなら、思い切って環境を変えることも必要

—— 働き方の面では、転職して変わったことはありましたか?

転職にあたってもう一つ実現したかったことが、ワークライフバランスの充実でした。前職では平日はずっと遅くまで仕事で、土日も疲れてずって寝ている、みたいな感じだったからです。前職の最後の2年間は、平日に会社以外の人とプライベートで会う約束をしたことがなかったくらいです。だからか、キヤノンITSの求人票を見た時に、平均残業時間が月20時間とあって、いいなと思った記憶があります。

私は趣味でカメラを手に散歩しながら写真を撮るのが好きなのですが、キヤノンITSに転職後はそういった趣味の時間もとれるようになりました。食生活や睡眠も改善されて健康面でも良い変化がありましたね。

—— それは良かったですね!最後に、これから転職を考えられている方にメッセージがあればお願いいたします。

まず、転職活動はとても貴重な機会だと思うので、いろいろな会社の方と話すなど、自分が納得いくまで活動した方が良いと思います。

あともう1つ、転職するということは自分の環境を全部変えることになるので、決意するのに時間がかかることもあると思います。私もそうでした。でも実際に転職してみて良かったと感じることばかりなので、状況によっては思い切って環境を変える決断も大事なのかなとすごく思います。

私は、専門知識を持った営業がしたいということと、ワークライフバランスの充実、この2つの希望をキヤノンITSに入社して叶えることができました。

1つの会社にずっといると、他ではやっていけないのではと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。何事にも思い切ってチャレンジする力や気持ちを持って挑戦して欲しいなと思います。

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